過去のニュース 2013年

滲出型加齢黄斑変性 しんしゅつがたかれいおうはんへんせい に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植に関する臨床研究」の研究開始について

http://www.riken.jp/pr/topics/2013/20130730_1/

過去のニュース 2012年

2012年10月12日(金曜日)

10月12日付 朝日新聞の記事について

10月12日付 朝日新聞の記事中にありました 山中伸弥 やまなか しんや 先生のコメント

「現在、理化学研究所や慶応大などで臨床研究に向けた準備が進んでいるが、臨床に使えるレベルには達していない細胞で研究されており、医療に使える品質のiPS細胞を改めて提供する必要がある。」

について各方面からその内容についてお問い合わせを受けておりますが、山中先生の発言の趣旨は
「動物実験のレベルの今の研究で使用されているのは臨床に使えない細胞である。自家移植でなく、他家移植では臨床レベルの細胞を CiRA サイラ が提供する必要がある」という意味です。

なお、現在計画中の臨床試験を含み、 我々 われわれ が行う自家移植に関してはすでに臨床に使えるレベルの細胞で研究しておりますことを改めてご報告させていただきます。 今後とも、網膜再生医療研究にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

高橋

2012年3月22日(木曜日)

第5回 プレス向け進捗報告会のお知らせ

プレスの皆様へ 第5回進捗報告会のお知らせ

下記の通り、第5回プレス向け進捗報告会を開催致しますので、ご関心のあるプレス関係者の方はお申込みください。現在、プレス関係者や一般の方から非常に多くのお問合せを頂いておりますが、個別に取材をお受けすると研究活動に影響がでるため、取材対応を控えさせていただいております。しかし、その進捗を皆様に適切にお知らせすることも私たちの使命と考え、本年の4月より、定期的な進捗報告・議論の場を設けており、今回はその回5回目となります。

第5回プレス向け進捗報告会のお知らせ 

日時
2012年4月11日(水)13時30分から15時
場所
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 研究D棟2階セミナー室
(住所:神戸市中央区港島南町2-2-3)
発表者
高橋政代チームリーダー(網膜再生医療研究チーム)
内容
1.臨床研究に向けた進捗報告(安全性試験、患者のリクルート)
2.治験に向けた体制づくり 日本網膜研究所(RIJ)について
参加対象
新聞、テレビ、ラジオ等の報道関係者
申込み・問合せ
氏名、社名、連絡先(電話およびEmail)を明記の上、4月10日(火)までにEmailにて下記にお申し込みください。
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室
press@cdb.riken.jp
担当:広報国際化室 南波(TEL:078-306-3092 )
2012年1月28日(土曜日)

ACT社 ES治療についてのコメント

今回の Lanza ランザ らによる研究は、ヒトES細胞が実際に治療に使えることを示した点、また、これまで治療法の無かった眼科疾患(スタルガルト病、 非滲出型加齢黄斑変性 ひしんしゅつがたかれいおうはんへんせい 、共に 黄斑変性 おうはんへんせい の一種)に治療の道筋を示した点で意義深い研究といえます。今回の論文では、ヒトES細胞に由来する網膜色素上皮細胞の移植が安全であること、また、一定の治療効果があることを裏付けるデータが示されています。今後は、移植した細胞に対する免疫拒絶が起きるか否かを見守るとともに、より多くの症例を検証する必要があると考えています。

効果について:治療4ヶ月後に日本の視力でいうと、
スタルガルト病患者1例は手動弁(手が動くのが見える)から0.025に向上。
非滲出型 ひしんしゅつがた (ドライタイプ) 加齢黄斑変性患者 かれいおうはんへんせいかんじゃ 1例は0.05から0.07程度に向上です。

一部の(特に海外の)報道で、「歩けなかったのが歩けるようになった」「できなかったことがすべてできるようになった」「劇的な改善」などとありますが、これは実情とは異なると思われますのでご注意ください。
私たちの研究チームでは、ヒトiPS細胞由来の網膜色素上皮細胞を用い、日本で患者数の多い 滲出型 しんしゅつがた (ウェットタイプ) 加齢黄斑変性 かれいおうはんへんせい を対象にした臨床研究の実施を計画しています。また、移植に際しては、同疾患に対してより効果的と考えられるシート状に培養した網膜色素上皮細胞の移植を計画しています。今回の Lanza ランザ らの研究とは対象疾患などが異なりますが、移植する色素上皮細胞の安全性などは同等に評価できると考えられるため、私たちの臨床研究を強く支持する結果だと考えています。

詳細コメント

1.移植細胞からの栄養因子による一時的な視力向上である可能性がありますが、手が動くのがみえるぐらいから0.02への改善はわずかでも治療効果といえます。ただし、視力は患者の自覚検査(自分で申告する)ですので、厳密な効果判定には他にも様々な眼科検査が必要です。

2.この治療による視力向上は一時的で今後また視力低下が進行する可能性があります。その速度が反対側の眼とくらべてゆっくりになれば治療効果ありということになります。長期間見なければ判定の難しい治療です。(判定が難しくないほど効果があれば大変うれしいことです)

3.また、軽い免疫抑制が成功していますが、これから6ヶ月以降に拒絶がおこらないかが最大のポイントです。

4.それでも、ES由来細胞が安全に治療に使え一時的にでも効果があることはまったく治療法のない疾患ですので、大変大きな意義があると思います。

(文責:高橋)

過去のニュース 2011年

2011年11月16日(水曜日)

第4回進捗報告会のお知らせ

プレスの皆様へ 第4回進捗報告会のお知らせ

下記の通り、第4回プレス向け進捗報告会を開催致しますので、ご関心のあるプレス関係者の方はお申込みください。現在、プレス関係者や一般の方から非常に多くのお問合せを頂いておりますが、個別に取材をお受けすると研究活動に影響がでるため、取材対応を控えさせていただいております。しかし、その進捗を皆様に適切にお知らせすることも私たちの使命と考え、本年の4月より、定期的な進捗報告・議論の場を設けており、今回はその4回目となります。

第4回プレス向け進捗報告会のお知らせ 

日時
2011年12月14日(水)13時30分から15時
場所
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 研究D棟2階セミナー室
(住所:神戸市中央区港島南町2-2-3)
発表者
高橋政代チームリーダー(網膜再生医療研究チーム)
内容
1.iPS細胞を用いる臨床研究開始に必要な条件と現在の達成状況
2.ES/iPS細胞を使った医療の世界の状況
(今回は研究上の新たな進捗報告はありません)
参加対象
新聞、テレビ、ラジオ等の報道関係者
申込み・問合せ
氏名、社名、連絡先(電話およびEmail)を明記の上、4月10日(火)までにEmailにて下記にお申し込みください。
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室
press@cdb.riken.jp
担当:広報国際化室 南波(TEL:078-306-3092 )
2011年10月13日(木曜日)

講演会のお知らせ

再生医学研究の最前線
文部科学省iPS細胞等研究ネットワーク第3回合同シンポジウム

日時:平成23年11月19日(土) 14時から17時
会場:国立京都国際会館 メインホール
高橋講演タイトル:「iPS細胞由来網膜色素上皮細胞の臨床応用に向けて」

*入場無料・事前申し込みが必要です。↓

文部科学省iPS細胞等研究ネットワークホームページiPS Trend
「再生医学研究の最前線」申し込みフォームからお申し込みいただけます。

問合せ:文部科学省iPS細胞等研究ネットワーク第3回合同シンポジウム事務局
TEL:075-231-6357 FAX:075-231-6354  e-mail:ips2011@secretariat.ne.jp

2011年9月26日(月曜日)

講演会のお知らせ

患者さんと研究者が繋がるシンポジウム
~iPS細胞で難病に挑む~

講演タイトル:「iPS細胞× 網膜色素変性症 もうまくしきそへんせいしょう

日時 :平成23年10月2日(日)13時30分から16時30分(高橋の講演は13時30分から14時10分です)
会場 :神戸新聞 松方ホール
           *入場無料・事前申し込み不要です。

問合せ:●FOP明石 TEL:080-3775-2257
           ホームページ:http://www.fop-akashi.jp
           ●日本網膜色素変性症協会(JRPS)兵庫県支部
           支部長 野村 明紀 TEL:090-3274-4901
           メール:jrpshyogo@gmail.com
           ホームページ:http://www.jrps.org/hyogo/local/

2011年8月15日(月曜日)

第3回進捗報告会のお知らせ

プレスの皆様へ 第3回進捗報告会のお知らせ

下記の通り、第3回プレス向け進捗報告会を開催致しますので、ご関心のあるプレス関係者の方はお申込みください。現在、プレス関係者や一般の方から非常に多くのお問合せを頂いておりますが、個別に取材をお受けすると研究活動に影響がでるため、取材対応を控えさせていただいております。しかし、その進捗を皆様に適切にお知らせすることも私たちの使命と考え、本年の4月より、定期的な進捗報告・議論の場を設けており、今回はその3回目となります。

第3回プレス向け進捗報告会のお知らせ 

日時
2011年9月14日(水)13時30分から15時
場所
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 研究D棟2階セミナー室
(住所:神戸市中央区港島南町2-2-3)
発表者
高橋政代チームリーダー(網膜再生医療研究チーム)
内容
網膜色素上皮移植対象疾患と患者対応について
(今回は研究上の新たな進捗報告はありません)
参加対象
新聞、テレビ、ラジオ等の報道関係者
申込み・問合せ
氏名、社名、連絡先(電話およびEmail)を明記の上、9月13日までにEmailにて下記にお申し込みください。
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室
press@cdb.riken.jp
担当:広報国際化室 南波(TEL:078-306-3092 )
2011年7月25日(月曜日)

シンポジウムのお知らせ

「再生医療の実用化」に関する研究開発専門委員会

この度、「再生医療の実用化」に関する研究開発門委員会では、来る7月30日にシンポジウム “オールジャパンで目指す再生医療の実用化”を 下記のとおり開催することになりました。

このシンポジウムでは、再生医療の実用化に向けて、規制・行政、産業界、学界が一同に会し、各分野の取り組みと成果を発表し、相互に呼応した取り組みについて産学官の見解を共有すると共に、より一層の実用化促進に向けた「連帯」の方向性を提案します。

日時:平成23年7月30日(土) 10時30分から17時10分
会場:東京女子医科大学 弥生記念講堂
        *参加費無料
        *事前登録不要
プログラム:東京女子医科大学 先端生命医科学研究所ホームページ
お問い合わせ:東京女子医科大学先端生命医科学研究所 藤山亜希子
TEL:03-5367-9945 内線6208  e-mail:afujiyama@abmes.twmu.ac.jp

2011年7月7日(木曜日)

講演会のお知らせ

にしのみやなんれん 平成23年度難病医療相談会

講演:「網膜再生医療でできること、できないこと」
日時:平成23年8月28日(日)13時30分から16時
会場:西宮中央公民館・ウェーブ
問合せ先:●西宮市難病団体連絡協議会
                 TEL:0798-36-9731 (月曜から金曜 10時から16時)
                 FAX:0798-36-9732
                 URL:http://nishinanren.org/index.html
              ●眼の会 担当 榊原道眞(さかきばら みちまさ)
                 TEL/FAX:078-921-5489(神戸眞鍼道治療室)

平成23年度ロービジョンの集い 見えない、見えにくい人のために

日時:平成23年9月18日(日)
会場:広島国際会議場「ダリア1」
講演:「網膜の再生医療」 9時30分から10時40分
問合せ先:以下のPDFファイルを印刷・必要事項ご記入の上、FAXにてご連絡・お申し込みください。
                 ・B3ポスター版(PDF) ・はがき版(PDF) ・A4ロービジョン版(PDF)
FAXあて先:広島県眼科医会事務局 FAX 082-256-5471   

2011年6月29日(水曜日)

講演会のお知らせ

CiRA サイラ 一般の方対象シンポジウム2011
~iPS細胞科学者たちの挑戦~

講演タイトル:「iPS細胞が可能にした網膜再生」
日時:平成23年7月23日(土)15時から17時30分
会場:兵庫県民会館9階 けんみんホール

問合せ: CiRA サイラ シンポジウム2011事務局 担当: 山口・新井
TEL:075-212-0690 (平日10時から17時)
シンポジウムの内容・申し込み方法など詳細は下記をご覧ください。

http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/ips-rm/?p=1043

2011年6月9日(木曜日)

第2回進捗報告会のお知らせ

プレスの皆様へ 第2回進捗報告会のお知らせ ※終了いたしました

下記の通り、第2回プレス向け進捗報告会を開催致しますので、ご関心のあるプレス関係者の方はお申込みください。現在、プレス関係者や一般の方から非常に多くのお問合せを頂いておりますが、個別に取材をお受けすると研究活動に影響がでるため、取材対応を控えさせていただいております。しかし、その進捗を皆様に適切にお知らせすることも私たちの使命と考え、本年の4月より、定期的な進捗報告・議論の場を設けており、今回はその2回目となります。

第2回プレス向け進捗報告会のお知らせ

日時
2011年6月23日(木)13時30分から15時
場所
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 研究D棟2階セミナー室
(住所:神戸市中央区港島南町2-2-3)
発表者
高橋政代チームリーダー(網膜再生医療研究チーム)
参加対象
新聞、テレビ、ラジオ等の報道関係者
申込み・問合せ
氏名、社名、連絡先(電話およびEmail)を明記の上、6月21日までにEmailにて下記にお申し込みください。
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室
pre@cdb.riken.jp
担当:広報国際化室 南波(TEL:078-306-3092 )
2011年5月26日(木曜日)

JRPS講演のお知らせ

JRPS秋田県支部 医療講演会 ※終了いたしました

「網膜再生医療でできること、できないこと」
日時:平成23年6月11日(土)13時から15時
会場:秋田県社会福祉会館
           秋田県心身障害者総合福祉センター3階会議室
申込みと問合せ先:0183‐62‐4191 小林

JRPS宮城県支部 医療講演会 ※終了いたしました

「網膜再生医療でできること、できないこと」
日時:平成23年6月12日(日)10時50分から12時30分
会場:仙台市福祉プラザ1階「プラザホール」
申込みと問合せ先:022-229-5039 小池

メールでのお問い合わせはJRPSホームページよりお願いします。
JRPSホームページ:http://jrps.org/

TV放送のお知らせ

NHK教育テレビ「サイエンスZERO」

6月4日(土)*金曜深夜 午前0時から0時30分 *終了いたしました。

iPS細胞研究最前線についての特集です。

インタビュー掲載のお知らせ

文部科学省 iPS細胞等研究ネットワーク「iPS Trend」
インタビュー特集『この人に聞く』

iPS細胞を活用した臨床応用について

文部科学省 iPS細胞等研究ネットワーク「iPS Trend」ホームページ
URL:http://www.ips-network.mext.go.jp/column/interview/10/no01.html

2011年4月6日(水曜日)

第1回進捗報告会のお知らせ

プレスの皆様へ 第1回進捗報告会のお知らせ ※終了いたしました

この度、私たちの行う網膜再生医療研究について、プレス向けの勉強会を開催させていただきます。近頃、多くのお問合せを頂いておりましたが、個別に取材をお受けするのは研究活動に支障を来すため、しばらくの間、取材対応を控えさせていただいておりました。しかし、その進捗を皆様に適切にお知らせすることも私たちの使命と考え、勉強会という形で、定期的に進捗報告・議論の場を設けたいと考えております。今後3ヶ月から6ヶ月に一度開いていきたいと思います。
ご関心のあるプレス関係者の方は、下記の通りお申し込みください。

第1回プレス向け進捗報告会のお知らせ 

日時
2011年4月20日(水)13時30分から15時
場所
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
網膜再生医療研究チーム
(研究D棟2階セミナー室および5階研究室)
発表者
高橋政代チームリーダー(網膜再生医療研究チーム)
プログラム
13時30分から14時30分 進捗報告と質疑応答 高橋政代チームリーダー
14時30分から15時 新研究室のご見学(幹細胞研究・開発棟)
* プログラム内容は変更になることもありますので、予めご了承ください。
* プログラム終了後、ご希望がある場合は、16時30分まで高橋チームリーダーが個別取材(各15分ぐらい)に応じます。
参加対象
新聞、テレビ、ラジオ等の報道関係者
申込み・問合せ
氏名、社名、連絡先(電話およびEmail)を明記の上、4月18日までにEmailにて下記にお申し込みください。
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室
press@cdb.riken.jp
TEL:078-306-3092  担当:南波直樹
2011年2月22日(火曜日)

マスコミ関係者のみなさまへ(お詫びとお願い)

平素は網膜再生医療研究に関心、ご支援を賜り誠にありがとうございます。
また、現在マスコミ関係者の方からの研究に関するお問い合わせが大変多く、研究室において十分な対応ができないことを心よりお詫び申し上げます。

我々 われわれ は研究の推進だけでなく、その成果を国民のみなさまに 可能な範囲でお知らせすることも使命のひとつであると考えており、 これまで可能な限り取材には対応させていただくよう努力して参りました。

しかしながら、ここ数年は取材に追われ、本分であるはずの研究に 支障をきたす状況になってきています。 これは研究の遅滞を招くだけでなく、時間不足により、本来みなさまへ お伝えすべき正しく有用な情報が中途半端に提供される可能性があると 危惧しております。

そこで、しばらくは取材対応を控えさせていただき、取材に対応できるシステムを整えた後に、再開させていただきたいと 考えています。現在の研究室の窮状をご理解いただき、今しばらくは研究の進捗状況を見守っていただければ幸いです。

研究員一同、一日も早い研究の完遂を目指して努力しております。みなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解賜りますよう、よろしくお願い致します。

網膜再生医療研究チーム チームリーダー 高橋政代

過去のニュース 2010年

2010年3月8日(月曜日)

平成22年2月28日(日)イベント「かがくいちば」が行われました

平成22年2月28日(日)神戸市立青少年科学館で 理研・発生・再生科学総合研究センター(CDB)で行われている研究や その他の様々な科学の不思議を若手研究者が紹介するイベント「かがくいちば」が開催されました。

このイベントに網膜再生医療研究チームも出展し、
「LV(ロービジョン)× S(サイエンス)=HAPPY!!」
と題して、眼が見える仕組みと病気について、網膜再生医療研究の最新情報など、発表と展示を行いました。
また、併設のロービジョン体験コーナーでは目隠しをして字を書いたり、白杖を持って歩くなど、眼が見えにくくても見えなくてもできることを体験していただきました。

多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

過去のニュース 2009年

2009年11月27日(金曜日)

アメリカACT社の網膜色素上皮細胞移植治験について

下記のニュースのようにアメリカでES細胞由来の網膜色素上皮(RPEといいます)細胞移植の治験が計画されています。 我々 われわれ の研究との関連を記載いたします。

ACT社はスターガルト病を対象にしており、これはRPEの遺伝子変異による遺伝子疾患ですので、本人のiPS細胞由来RPEでは同じ遺伝子変異を持つため治療できません。ス ターガルト病は 加齢黄斑変性 かれいおうはんへんせい と違って他に治療法もなく、徐々に視力低下しますので(周辺視野は 残ります)、他人のES細胞由来RPEで治療することは妥当で大変有用だと思います。

ただし、他人のRPEは移植すると拒絶反応を起こす事が知られていますので、拒絶反応をどのようにコントロールするのか知りたいところです。何も抑制しないとしたら、拒絶反応が起こった場合、残った視細胞も悪くなってしまいます。免疫抑制剤を一生 投与するのか、拒絶反応が起こらないことを期待するのか。

我々 われわれ も日本で臨床に使えるES細胞ができれば行いたいと思いますが、現在、臨床に使 えるES細胞がなく、臨床指針もありませんので、日本ではまだできません。しかし、やはり拒絶反応の問題は残りますので、スターガルト病の場合は、iPSやES細 胞のバンクができてHLAタイプの合致した(拒絶反応をおこさない)他人のiPS(ES)から 作ったRPE移植がベストだと思います。(AMDは本人のiPS細胞由来RPEがベストです。)

————————以下記事内容—————————

米国の研究グループが19日、米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA) にES細胞(胚性幹細胞)を使った臨床試験の認可申請を提出した。認可が下りれば、ES細胞を用いた治療法が一歩、医療現場に近づく。

申請を行ったのは米バイオベンチャー、アドバンスト・セル・テクノロジー(Advanced Cell Technology)の研究グループ。黄班変性症の一種スタルガルト病で視力障害のある患者12人に対して、ES細胞を用いた臨床試験を行うという内容だ。スタルガルト病は光を受容する網膜色素上皮(RPE)細胞が失われたために視力に障害が出たり失明する病気で、現時点では治療法が見つかっていない。

臨床試験では、スタルガルト病患者の眼球にES細胞由来の網膜細胞を注射して、RPE細 胞を補完するという。マウスで行った実験では、この治療法が有効で副作用もないことが確認されているという。

研究グループのロバート・ランザ(Robert Lanza)氏は、「長年におよんだ研究や政治的議論の末、われわれはついに、ES細胞の潜在的な医療価値を示す寸前の所まで到達した」と臨床試験の意義を述べ、「医療現場は臨床試験の大成功を心から待ち望んでいる」と話す。

FDAの認可が下りれば、来年初めにも臨床試験を開始する予定だ。

【待たれるES細胞の臨床試験】

ES細胞を使った臨床試験の認可申請は、今回がまだ2例目だという。

バイオ企業ジェロン(Geron)のプレスリリースによると、最初の申請は脊髄損傷に関する臨床試験だったが、FDAがこれを保留にしているため、2010年第3四半期以前に臨床試験が行われる可能性はないという。

このほか、マサチューセッツ(Massachusetts)州の企業が、加齢性の 黄斑変性症 おうはんへんせいしょう について、同様の臨床試験の認可申請を行う予定だという。

(AFPBB News)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2666077/4936973

過去のニュース 2008年

2008年11月13日(木曜日)

網膜色素変性 もうまくしきそへんせい 外来(初診及び遺伝子診断)

診察日は月曜日午後(予約要)です。
*受診にあたっては以下 をお読みください。

診察日:月曜日午後
              予約の方のみの診察ですので事前に必ず電話で予約を取ってください。

診察内容: 網膜色素変性 もうまくしきそへんせい の方の初診及び遺伝子診断
                (再診は、神戸市立医療センター中央市民病院にて行います。)

予約方法:事前に電話にて申し込んでくだい。
                 先端医療センター眼科 TEL:078-304-5200(代表)
受付時間:火曜から金曜 14時から17時

                 *先端医療センターへのアクセス方法はこちら

お持ちであれば下記のものもご用意ください。(可能な場合のみです。無理をする必要はありません。)

1.ゴールドマン視野検査結果(コピー可)円が描かれている視野検査です。
2.現在受診されている病院・医院からの紹介状
3.これまでの視力検査の結果
  (メモ書きでも結構です。長期にわたるデータがあると詳しくお話できます。)
4.ERG検査結果(コピー可)

※遺伝子診断は希望者全員というわけではなく、診察の結果によっては行えないこともあります。

網膜変性疾患の遺伝子診断について

網膜変性は遺伝子の変化が原因と考えられており、現在まで多数の原因遺伝子が報告されています。遺伝子が原因ですが、子供に必ず遺伝するということではありませんし、 網膜色素変性 もうまくしきそへんせい の半分近くの方は親族にまったく同じ病気の方がおられない孤発例です。

網膜変性の子供への伝わり方(遺伝形式)は様々あり、「常染色体優性遺伝」「常染色体劣性遺伝」「X連鎖劣性遺伝」などが考えられています。

常染色体優性遺伝では子どもに伝わる可能性が50%であるのに対し、常染色体劣性遺伝では血族結婚でない限り1%以下、X連鎖の遺伝では性別で発症の可能性が変わるなど、遺伝形式によって幅があります。家族歴(親族内の同じ病気の発症パターン)から遺伝形式を推定し、遺伝の確率を考えることは可能ですが、家族歴がない患者さん(孤発例)の場合、遺伝形式は不明で、経験的に5から10%と言われています。遺伝子診断によって、孤発例でも優性か劣性か判明する場合があります。

この外来の遺伝子診断では、現在までに報告されているどの遺伝子に変化があるのかを調べ、診断に役立てたり、原因遺伝子別の頻度や症状の差、遺伝子診断法の確立、さらには今後の治療の研究に役立てることを目指しています。

※具体的には普通の検査と同じ採血(約20ml)です。費用は研究費から出ますので負担はありません。

遺伝カウンセリング

網膜色素変性 もうまくしきそへんせい 外来受診時に希望される方、遺伝子診断される方は遺伝カウンセリングを同時に受けていただきます。遺伝カウンセリングとは、遺伝や病気についての悩みを相談するところです。専門のスタッフ(臨床遺伝カウンセラー)が一緒にお話しさせていただきます。

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